週末に本気を出す療法士

自分の目に映る「リハビリ難民」を西洋と東洋、双方向から診る療法士。セミナー寅丸塾を不定期で開催しながら、普段は家でも職場でも子どもに振り回さる会社員。

伝え方で人生が変わる!?

今日もアクセスいただき、本当にありがとうございます。

尾道で唯一の疼痛治療専門家のブログへようこそ!

 

どのように文章を書けば心に響くメッセージができるのか、日々本や多くのブロガーの皆さんの記事を読み漁り参考にさせていただいています。

 

そんな中、あるコピーライターの著書から心に刺さる英語訳の文章を見つけました。


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この時代に生きる 私たちの矛盾

ビルは空高くなったが 人の気は短くなり
高速道路は広くなったが 視野は狭くなり
お金を使ってはいるが 得る物は少なく
たくさん物を買っているが 楽しみは少なくなっている

家は大きくなったが 家庭は小さくなり
より便利になったが 時間は前よりもない

たくさんの学位を持っても センスはなく
知識は増えたが 決断することは少ない

専門家は大勢いるが 問題は増えている
薬も増えたが 健康状態は悪くなっている

飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し 笑うことは少なく
猛スピードで運転し すぐ怒り
夜更かしをしすぎて 起きたときは疲れすぎている

読むことは稀で テレビは長く見るが 祈ることはとても稀である

持ち物は増えているが 自分の価値は下がっている

喋りすぎるが 愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる

生計のたてかたは学んだが 人生を学んではいない
長生きするようになったが 長らく今を生きていない

月まで行き来できるのに 近所同士の争いは絶えない

世界は支配したが 内世界はどうなのか

前より大きい規模のことはなしえたが より良いことはなしえていない

空気を浄化し 魂を汚し
原子核を分裂させられるが 偏見は取り去ることができない

急ぐことは学んだが 待つことは覚えず

計画は増えたが 成し遂げられていない

たくさん書いているが 学びはせず
情報を手に入れ 多くのコンピューターを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っている

ファーストフードで消化は遅く
体は大きいが 人格は小さく
利益に没頭し 人間関係は軽薄になっている

世界平和の時代と言われるのに 家族の争いはたえず

レジャーは増えても 楽しみは少なく
たくさんの食べ物に恵まれても 栄養は少ない

夫婦でかせいでも 離婚も増え
家は良くなったが 家庭は壊れている

忘れないでほしい 愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ

忘れないでほしい すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたが与えることができるこの唯一の宝物には 1円もかからない

忘れないでほしい
あなたのパートナーや愛する者に「愛している」と言うことを 心を込めて

あなたの心からのキスと抱擁は傷をいやしてくれるだろう

忘れないでほしい
もう逢えないかもしれない人の手を握り その時間を慈しむことを

愛し 話し
あなたの心の中にあるかけがえのない思いを分かち合おう

人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない

どれだけ心のふるえる瞬間があるかだ

 

 

この原文はボブ・ムーアヘッド牧師の説教として知られていますが、

コピーライティングのプロでもぐぅの音も出ないほど秀逸な技法が使われた文章だそうです。

 

この本では大きく分けて2つのテクニックが紹介されており、

相手の立場に立ってメリットを強調する

強い言葉を使う

という切り口ですが細かいテクニックはさておき、

結局のところ人は感動によって動かされるということは理解しました。

 

自分の利益のために読んだ本で、生き方を反省させられるとは。

 

結局何が言いたかったのか結論が不明確になりつつありますが、

家族や顧客、同僚・・・目の前の一人一人から信頼口座を高める役割に務めていこうと思いました。

 

今日もここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。