週末に本気を出す療法士

自分の目に映る「リハビリ難民」を西洋と東洋、双方向から診る療法士。セミナー寅丸塾を不定期で開催しながら、普段は家でも職場でも子どもに振り回さる会社員。

これまで と これから

今日もアクセスいただき、本当にありがとうございます。

尾道で唯一の疼痛治療専門家のブログへようこそ!

 

 

・・・昨日、6年間勤めた病院の最後の勤務を終え、

嬉しい一方で複雑な気分の1日でした。

 

どうやら私は「とにかく真面目」なキャラで通っていたようですし、近寄り難さもあったらしいです。

 

真面目には違いないですが、

小心者なので常に気を張っていたことで周りからそのように見えたのでしょう。

 

 以前もこんな記事を書きましたが・・・

toratezza0316.hatenablog.com

 

思えば、

私は結婚と同時に今の病院に転勤してきたのですが、それまでの環境と全く違って既存のセラピスト達との価値観のズレや対象者の地域的な性質の違いから、思うような治療ができないことにかなりのストレスを抱えてしまい、考えることが苦痛になっていた時期がありました。

 

もう余計なことは考えずに平穏で安定した人生を送ろう・・・

 

などと甘えかけていた頃、ある同僚との出会いが私の価値観を変えました。

 

当時の私には無いものを持ったその同僚は、自分の軸をしっかり持っていてこれまで見た誰よりもセラピストらしい存在でした。

やっと自分の理想の形を見出した私は、また一から勉強し直し自分に足りないものを必死で埋めていくことにしました。

 

ビジネスにおいては自分の弱みよりも「強みを生かすことが重要だ」と色んな本に書いてありますが、

セラピストにとっては結果が出せる(=主観的に「よくなった」と思ってもらえる)かどうかが全てです。

そのためにはセラピスト自身の引き出しが多いことが絶対条件です。

 

「頸が痛いのは私の管轄外です」とか「私は膝のことは分かりませんから」なんて言いたくない。

何でも対応出来るから国家資格保有者なんでしょ?

肩が痛いからって肩にしか注意が向けられないなんて素人と一緒でしょ?

 

そんなことを自分に言い聞かせながら、脳のことばっかり考えていて決して得意でなかったフィジカルアセスメントを克服していきました。

 

今ではこうしてブログを書けるまでになることができましたが、まだまだ彼に追いつけたとは思っていません。

すでに私と彼は別々の道を歩み始めています。

 

 

各々のやり方で社会貢献をしていくのですが、

これからの私のミッションは、

「痛み止め」や「湿布」が手放せない地域の方がそれから解放され、幸せな生活を送れるのを助けること

リハビリテーションの新たな基準を創り、顧客満足という視点で問題に向き合えるセラピストを1人でも多く育てること

です。

 

本当に実現する日が来るのか、途中で挫折して会社員に戻ることになるか分かりませんが、賛同してくれる方がいらっしゃればぜひ一緒に勉強していきましょう。

 

尾道は本当に素敵な街です。

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一人でも多くの方に正しい痛み治療が提供できることを願って、これからも精進します。