「指が強張って痛い」・・・原因は指の関節にある?
今日もアクセスいただき、本当にありがとうございます。
様々な年代の、様々な人生を歩んできたお客さまの身体に接触していると、
指先ははその人を最もよく表す指標のようなものだな…
と最近はよく思います。
さて、
あなたは自分の手指が強張って痛くなったことがあるでしょうか。
私はしょっちゅう筋疲労が生じる場所であり、
毎日のように自分で疲労をリセットする部位でもあります。
長年に渡って農作業に従事されてきた80歳台の男性には、
当然慢性的な疲労が全身各所に生じています。
ただ、
今日の時点で最も気になるのは
「指が強張って曲げると痛い」
というものでした。
「指が強張る」というのは「指の節々が痛い」ということですが、
日常的に鍬や鋤を振り回しているわけですから、
指にかかるストレスはかなりのものがあります。
これまでの対策は、
医者にかかる
→「痛み止めをもらう」
→「医者に通い続けて薬をもらう」
→「痛みがないときでも薬だけは続ける」
という、典型的な服薬依存の状態です。
お分かりだと思いますが、
レントゲンを撮っても血液検査をしても異常所見が出なければ、
一般的な医院では痛み止めを処方する、という対症療法しかできません。
なぜなら、
痛みが筋膜由来の可能性があることを、お医者さんは知らないからです。
※筋膜については前々回の記事を参照してください(コチラ)
そこで、
筋骨格系の問題に対して最も深く鑑別できる専門家が必要になります。
このお客様の痛みが鍬や鋤を握る、
という常に握力を要する作業から来ているのであれば、
末端(指先)に症状があったとしても、指先に力を伝える力源(根本)に問題はないのか?
という仮説を基に、痛みの現因を探していく作業に入ります。
はい、見ての通り握力を発揮する筋肉は前腕にあり、手首から先はケーブルのようなもの(=腱)に過ぎません。
実際には、
たくさんの筋肉が前腕についており、
正常であれば動きに応じてそれぞれの筋膜が円滑に滑り
思うような(個別の)動きを可能にします。
そして、
過用(使いすぎ)によって筋組織が微細損傷を起こし筋膜の動きを阻害することで
「こわばり」や「動かしたときの痛み」を発生させます。
したがって、
筋膜が滑ってくれる状態を意図的に作り出すことでこわばりや痛みが減る
という戦略を考えるべきだという結論に至ります。
そして、先ほどの握力を発揮する筋肉が働きやすい(周囲の筋膜が滑りやすい)ように筋組織に圧力を加えながら指を曲げていただくと、
「あ、今は痛みが減ったね」
と驚かれます。
慢性的に強張っていたために一気に「痛みが消える」ほどの変化までには至りませんでしたが、
筋骨格系の問題として解決できるものであることがわかりました。
この筋肉の硬さを完全に取り除くため、彼には
習慣的にその部位を押さえて指を動かす
というホームワークを提示させていただきました。
痛みには必ず原因があります。
解決できるものであるかどうかは、専門的な知識を持った治療家が鑑別できます。
もしあなたが薬を飲むばかりで満足されていないのであれば、
それ以外の選択肢を一度試してみませんか?
当店はあなたの悩みをしっかり聴き、全力であなたに笑顔をお届けする努力をいたします。
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