週末に本気を出す療法士

自分の目に映る「リハビリ難民」を西洋と東洋、双方向から診る療法士。セミナー寅丸塾を不定期で開催しながら、普段は家でも職場でも子どもに振り回さる会社員。

痛みと筋膜の関係性

今日もアクセスいただき、本当に有り難うございます。

 

子育てに追われると正直時間がすぐに過ぎてしまい、

「今日も何もできなかった・・・」

と落ち込みがちでしたが、

夜遅くに頑張るよりも早起きしてクリアーな頭で集中した方が効率がよいことに気付き少しずつ実践しています。(今は夜ですが・・・)

 

さて、

今日は私の治療家としての土台となっている「筋膜」について触れていきます。

要するに、

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この摘まんでるやつのことですね。

人間の筋肉はこの筋膜で繋がっており、途切れることなく全身を覆っています。

例えるなら「蜘蛛の巣」のような感じです。

 

この蜘蛛の巣状の膜組織が正常に機能することで、身体というものは流れるような動きが可能になります。

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これは赤ちゃんの動きと筋膜の繋がり(例)をイラストで表したものです。

(※R. Louis Schultz & Rosemary Feitis(著)/鈴木三央(訳) エンドレス・ウェブ ―身体の動きをつくり出す筋膜の構造とつながり― 市村出版 刊より)

 

這い這い や 立ち上がり にも、

首から膝までひと繋がりになって動いているのがなんとなく分かると思います。

 

これが成人で、どこか一部に微細な損傷が生じた場合どうなるか?

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損傷が起こった状態=「筋膜が引っ張られた状態」と解釈すると、

右図のように身体全体の緊張が高まって流れが悪くなることが容易に想像できます。

この状態で無理に動くと、

筋膜にストレスがかかって「痛み」が発生することになります。

 

この筋膜から派生する痛みに対して、

腰に症状がある人の腰を調べると何も問題が見つからない

ということがしばしば起こります。

 

問題がある場所に原因はない。

問題はライフスタイルや日常的な姿勢に関連しています。

 

例えば、

建設現場で働く人であれば上を見上げることが多く、

首の後ろや周辺の流れが悪くなっているせいで肩こり・腰痛が発生していることがあります。

従って、

首の周囲の筋膜を上手く流してあげる操作が必要になります。

 

これは一例ですが、

この理論に従って施術を展開すれば、

高齢の方でも必ずといってよいほど変化を起こすことができます。

 

サロン美月は、

90歳を過ぎても痛みが変わることを証明する

ために日々お客様の抱える問題と向き合います。

身体の不調にお悩みのかたは、ぜひ一度ご相談ください。

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