週末に本気を出す療法士の日常

東洋医学を研究する療法士が自由診療の世界で戦いながら、普段は会社員として子どもに振り回されつつ学んだことを綴っています。

解剖学実習 超実践編

今日もアクセスいただき、本当にありがとうごさいます。

 

なんか最近、自分にしては更新頻度がかなり多い方ですね。

今日は番外編というか、ただの日記です。

正月早々誰かに言いたい衝動に駆られたイベントについて文章化しております。

 

 

ここは尾道ですが、全国的にイメージされる↓

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こういうエリアではなく、むしろ↓

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こうです。

なので、昔から米とか百姓仕事がこの地域ではスタンダートなわけです。

 

それともう一つ、自分には全く縁のない仕事があります。

それが「猟」

 

 

この元旦、いきなり両親から呼び出しがありました。

 

「檻にイノシシがかかったのを、明日解体するから手伝え」

 

いやいや、ウチはいつから猟をするようになったのか?

元々大工の親父が、60過ぎて猪を捕まえる免許を取ったことは聞かされてましたが、

マジでそんな日が来るとは・・・

 

ということで、戦々恐々としながらも翌日現場に出向いてみると・・・

 

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ホンマにおった。

 

すでに内臓は取り出され血抜きされていたためか獣のにおいは少なく、

それでも100kgはありそうな大人の猪が吊り下げされていました。

 

それを、そこそこ慣れた手つきで包丁で皮から皮下脂肪・筋肉・骨と順に剥ぎ落としていく親父と猟師仲間(?)のおっちゃん。

 

猪とは言え、ほ乳類の筋骨格は我々人類とかなり類似しています。

 

学生の頃、解剖学実習の授業でご遺体を検体したものを拝見したことを思い出しました。

当時は大した知識も経験もなく、目の前の異様な光景に旋律したと同時に

はっきり言ってヨボヨボのペラペラになった老人の筋骨格を観察してもあまり面白くなかった

というのが(大変失礼ながら)正直な感想でした。

 

そして今、目の前で解体されている猪は野生の上に冬眠に備えて身体を丸々と太らせた、多分森で遭遇したら自分の命がないだろうなってレベルの巨体。

 

大腰筋なんて半端ないデカさじゃないですか(多分腰ロースと呼ばれる部位)。

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この強靱な後足で突進してきたら、人間には絶対に防げないです。

死にます。

 

また、

「筋膜」が分厚く、吊されて固定されているからか常に「身体がピンと張っている」ような状態。

これは、動くためには全身に張り巡らされたボディスーツのような筋膜が協調的に滑ってくれなければならないことを示しています。

 

肋骨の裏側には「胸膜」と呼ばれる半透明で肺と肋骨の摩擦を防ぐ膜があり、これがまた切りにくい

=生命維持に直結するために弾性と剛性を合わせ持つ強固な組織

 

などなど・・・

とまぁ、人生初の解体現場で人知れず学生時代よりもはるかに有意義な「実習」をすることになった私は相当なリハビリ馬鹿になったものだと感じます。

 

 

その後、切り分けた肉を何切れか分けてもらったはよいもののどう料理するか・・・

と考えた末、煮込んでみることにした。

 

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分厚い筋膜を切り離して、トマト缶やら酒コンソメとか圧力鍋に適当にぶっ込んで20分・・・ 

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そこそこいい感じの猪トマト煮込みができた。
妻の感想は「☆3つ」。

 

 

・・・だんだん何が言いたいのか分からなくなってしまった。

 

 

こんな自分の仕事と関係なさそうな現場にも、専門性を磨くきっかけがあるんですね。

何事もやってみるものですね。

話のネタが1つできたってことで、明日の診療にも生かしていきます。

 

それではまた。