筋膜の出発点は内臓!?
今日もアクセスいただき、本当にありがとうございます。
尾道で唯一の疼痛専門家のブログへようこそ!
最近は皆様に情報を発信しているつもりが、気がつくとネガティブな思いが文章に表れてしまっている・・・
と反省しながら、
そうはいっても医療の現状や課題を浮き彫りにしていくことが自分の使命でもある
と思いながら今日もこうして執筆作業をしています。
今日のお話は、
身体の繋がりは筋膜だけではない、というテーマです。
そもそも筋膜とは、
身体の表面を包む蜘蛛の巣のような膜組織
でしたね。
手や足の、要素的な動きにも筋膜全体が流動的に反応して運動の円滑さをもたらす一方で、
局所的な損傷に伴って円滑さが失われ、損傷していない部分の動きも制限されやすくなっていまう。
従って、
膝の外傷後の患者さんでも股関節や肩甲骨に運動障害を来たし
姿勢が著しく悪くなってしまう
という問題が現実的に起こっていること、
セラピストは問題を流動的に評価し改善すべき優先順位を適正に判断すること
が求められます。
さて、
ここまでは復習で、ここからが今日のお伝えしたい内容です。
我々がターゲットとしており、
世間一般的に呼ばれている「筋肉」とは、
組織学的には骨格筋に分類されます。
この骨格筋が膜状に包まれているのですが、
他にも膜によって支えられている組織があります。
それが内臓です。
そもそも、
我々が寝たり起きたり走っても臓器が重力に負けずに一定の場所に留まっているのは、
内膜が張力を発揮して臓器を固定しているからに他なりません。
この内膜が、ある反射点を介して筋膜と連結しているという事実を、
一般的な治療家はまず知りません。
実のところ、
私もまだ勉強中のため完全に理解しているわけではありません。
ただ、
消化器官や免疫器官、循環器官など、
内臓系の機能は多岐に渡り、
これらの不調が骨格筋のパフォーマンスにも影響することはあなたも想像できると思います。
臨床において、
骨格筋を制御しても身体が緊張して呼吸すらままならない
という患者さんに対して、
循環に関連する臓器を外から制御することで血流量が確保されリラックスされる
という結果が事実としてあります。
非常に専門的な内容になってきたので、
今日はこの辺で終了します。
もしあなたの慢性的な痛みの原因が内臓系にあるとしたら?
疼痛に対する考え方、捉え方が変わってきます。
私は専門家として、
目の前の問題に全力で向き合うためこれからも学び続けます。
お悩みがありましたらお気軽にご相談下さいね。
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