週末に本気を出す療法士

自分の目に映る「リハビリ難民」を西洋と東洋、双方向から診る療法士。セミナー寅丸塾を不定期で開催しながら、普段は家でも職場でも子どもに振り回さる会社員。

たかが肩こり・・・されど肩こり。これを読むともう肩を軽視できません。

今日もアクセスしていただき、本当にありがとうこざいます。

 

 

今日は肩こりについて、あなたのお役に立てる情報を発信していこうと思います。

 

 

一言に「肩」といっても、どこからどこまでを言うのか?

 

肩とは、

医学的には肩甲骨を土台に、その周りの関節全てを含みます。

つまり、

肩甲骨と筋肉で連結している脊椎(首/背中)、鎖骨、肋骨、そして上腕骨・・・

これらが上手く連動して肩の動きを作っています。

 

したがって、これらのどこかの筋肉に不具合が生じると「肩こり」という症状として出現することになります。

 

ではその不具合とは何か?

・・・

やはり筋肉の「硬さ」です。

 

首を横に傾けると、反対側の筋が張ってくるのが分かると思います。

肩こりの人はこの張りが強く現れやすく、しばしば痛みとして認識されます。

張りの現れる部位は人それぞれですが、

ほとんどのケースで「肩甲骨がガチガチ」になっているのが観察されます。

そして、ほとんどのケースが猫背で姿勢を気にしていません。

 

「元々猫背なんです」

「身体は硬いんです」

「とにかく腕を上げたいんです」

・・・

 

肩こり患者さんの治療に当たるとき、必ずといってよいほど訴えられる内容です。

元々姿勢が悪くて身体が硬くても、「今よりはマシだった」はずです。

具体的には、

「伸ばそうと思えば伸びた」

つまり

「関節に遊びがあった」はずです。

 

遊び 余裕 とも言い換えることができます。

 

筋肉が硬くなることで血行障害を来たし、伸び縮みできる範囲が狭まり関節の硬さが増悪する。

硬いから余計に動かす時に力が入ってしまう・・・

 

そこから抜け出すためには「筋肉が緩む」必要があります。

緩むとは、伸びるとは異なりリラックスした状態のことです。

 

多くの治療家は、関節の硬さに対してストレッチという手段を用いて伸ばそうとしますが、

痛い上にすぐにもどりが生じることを、勉強熱心なあなたはよく理解されているのではないでしょうか?

特に首回りの筋肉はデリケートなため、ストレッチが余計に組織を損傷させかねません。

 

そこで、首とつながりのある筋肉を上手くガイドして

「ココが動いたら首の筋肉も緩んだ」

という操作を加えます。

多くの患者さまが「楽になった」「気持ちよかった」と喜ばれるところを見ると、私も嬉しくなります。

 

肩こりは腰痛と同様に日本人の抱える重大な国民病の一つです。

たかが肩こり、と軽視せず、是非正しい治療が受けられる専門家に相談していただくことを切に願います。

 

質問やお問い合わせなどございましたらお気軽にどうぞ。